株価が暴落した時の対応方法
やるべきこと
- 冷静になる
- 下落原因の確認
冷静になる
株価が暴落すると、多くは含み損を抱えることになります。大きく下落したことで、パニックに陥ってしまい、冷静に状況を分析できず、売買を行い損失を確定しないように気をつけましょう。
下落原因の確認
暴落の原因が調整のための一時的な下落なのか、長期的に続く可能性があるのかを確認しましょう。
原因を見誤って長期的な下落の途中で買い足してしまうと、さらに値下がりが続いて大きな損失を出してしまうリスクもあります。
やらない方がいいこと
- 狼狽売りをする
- 積立を停止する
狼狽売りをする
下がったからといって売ってはいけません。下落している原因を冷静に判断し、検討しましょう。
長期的な資産形成を目的とした投資であれば、暴落が不安だから売ってしまうのは目的から外れてしまいます。
値動きのある商品を運用していれば、当たり前ですが、上がることもあれば下がることもあります。
上昇の次は下落がきてまたその次には上昇がきます。
必ずそうなるとはいえません。ずっと下落が続いてしまうかもしれませんが、過去に繰り返されてきたことではあるので、起こる可能性は高いのではないでしょうか。
積立を停止する
投資信託を積立投資をしている場合は、買付を停止しないようにしましょう。
資産が目減りしてしまうと不安になり、暴落時には積立を停止し、上昇してきたら再開したほうがいいのではと考えるかもしれませんが、暴落時こそ多くの口数を購入できるチャンスだと思って積立を継続することが大切です。
どこが底かは誰にもわかりません。わからないからこそ、どのように動くか考えなくていいのが積立投資の強みでもあります。
買うべき?
落ちてくるナイフは掴むなという格言があります。
株価の急落時は、落ちてくるナイフのようなもので、それをつかもうとしても怪我をするだけでなので、ナイフが床に落ちてから、拾うように、投資も底を打ったのを確認してから投資するべきという意味の格言です。
底だと思っても二番底、三番底が訪れる場合がありますし、逆に、二番底、三番底がくると思っていたら、急上昇に転じることもあります。
下がっている時に買うには、上がる根拠が大切です。「この銘柄は成長しているから」などの根拠があればいいですが、買う理由が暴落しているからチャンスということだけであればやめておきしょう。
まとめ
暴落が起こった時は不安になると思いますが、焦らず冷静に考えましょう。
日に日に下落していきマイナスが大きくなってしまうと、怖くなってしまいますが、暴落時に損をした人の多くは下がってしまった時に売ってしまった人であり、その時でも持ち続けた人は何年後かには利益を出すことができています。
投資を始めてコロナショックで暴落を経験した時は、評価損益が大きく下がり、驚きましたが、毎日評価損益を確認していたわけではなく、たまに確認する感じであったため、焦ることなくそのまま持ち続けたら利益がもどりました。
評価損益を毎日見ていたら怖くなってしまい売りたくなってしまったかもしれないので、あまり見てなくて良かったなと今は思っています。ただ、見ていなかったせいでチャンスを逃していた可能性もあるので、見ない方がいいとは言えませんが、ここまで下がったらダメというラインだけ決めておいて見ないようにするのもいいかもしれません。
また、ずっとマイナスであった投資信託を暴落時に少額で買増しして、プラスになったところですぐに売ることができたこともあるので、チャンスでもあるのかもしれませんが、下がり続けてマイナスが大きくなる可能性もあります。
無理に買付をする必要はないですが、買付する場合は、理由をよく考えて検討するようにしましょう。
苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない
大プリニウス
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